2006年07月14日

絶対音感談義 - 地球の裏側から

youtube.comに映像を掲載するようになってから
英語でコメントやメッセージを頂くことが増えました。
全世界向けサイトですから、基本的に英語を使うのが当然なんです(汗)

演奏に関するコメントならまだしも
「Stevie Wonderのこの歌、私も好きなんですよ!
 ところで、譜面を持ってたら頂けますか??」

という内容が割と多いんです。
とりあえず「耳コピなので、譜面は持っとらんのです」と返すのみです(笑)

−・−・−・−・−

そんな中、オランダのとある人から
「もしかして絶対音感持ってます?」
と聞かれ、気軽に
「Yes, a little.」
と答えたところ、妙に興味を持ったようで
「なぜ "a little" なんですか? 絶対音感に大も小もあるんですか?」
と追及されてしまいました。

まさか海外の人と絶対音感について話すことになるとは思わなかったです(^_^;)

その際向こうに返信した内容はこんな感じ。
文法間違い等は多少無視して下さい(笑)

I said "a little" because I think that 'perfect pitch' has some different levels in itself.

for example,

-----

A: a man who can tell all 12 tones without musical instruments. But only monophonic tone.

B: a man who can tell all 12 tones without musical instruments, and also get chord progression.

In the 2 cases, they have some experience in playing musical instruments.
(no experience gives the answer for "which tone is C?")

C: a man who can sing in the same key (same pitch) without CD playing at that time. He remembers the original pitch correctly all through his life.

D: a man who can tell the differences between 440Hz and 441Hz. Wow, Awesome! (smile) He might be a member of a sound institute.

-----

Maybe, I belong to the type B and C.
If you think "that's not a little", You're absolutely right:)

要するに「絶対音感」と一口に言っても
様々なレベル、タイプがあるんじゃないかな、ということ。
僕が挙げたのは

A: 単音なら、それがドレミのどの音なのか判別出来る人
B: それに加えて、和音も判別出来る人

ただしA,Bは楽器経験のある人、もしくはそれに準ずる人に限る
(でないと、そもそもどの音がドなのかを知らないわけで)

C: CDや楽器といった基準の音を使わずに、原曲のキーでパッと歌い出せる人
D: Hz(ヘルツ)単位で音の高さを聞き分けられる人

僕はA〜Cに該当する感じですね。Dはさすがに無理です。

−・−・−・−・−

そんな返信を受けて、彼(彼女?)が
「実際に、絶対音感がどのように機能するのかが観てみたい!」と。
長い間、そういう映像を探して回っているらしいです。

僕としても多少は興味のある事柄ですし
実証も兼ねて、映像を撮ってみました。

ひとつは、いわゆる「耳コピ」と言われるもの。
音楽を聴いて(譜面などに頼らず)自分の耳で分析→演奏。
ちょうどそのときCSで流れていた松た○子さんの歌を借りて録音(^_^;)
小節の頭やコードの切り替わり部分で音を判別するので
演奏にちょくちょく隙間が生じるのはご愛嬌。

http://www.youtube.com/watch?v=fSEZsUpL86k

自己分析するに、僕自身が絶対音感を使うのは
「この曲のキーはDb-Majorだな」と、曲の調を判別する瞬間のみですね。
そのあと曲の続きをあらかた弾けているのは、実は相対音感のおかげだったり
【ポップスにありがちなコード進行、の知識】と【いま耳から入ってくる音】を
瞬時に照会させながら演奏に至ってるんでしょうね。
脳神経、恐るべし(笑)

もうひとつは、基準となる音を無しに即興旋律をアカペラで歌ったあとに
全く同じ旋律を鍵盤で再現する、というもの。

http://www.youtube.com/watch?v=OWK5a3xnurs

ハ長調で指示されたらハ長調で...と調もいくつか変えて試してみました。
逆パターン(先に鍵盤で旋律を弾いて、それを歌う)は簡単ですけどね(^_^;)

−・−・−・−・−

絶対音感とは関係ないのですが、前述のオランダ人氏から
「"Shelter in the Rain"をあなたがどのように弾いているのか見たい」
という追加注文が来ましたので、ついでに撮りました。

http://www.youtube.com/watch?v=6gGDW0eYBUA

カメラのセッティングが面倒でたまりませんでしたし
鍵盤の動きを映像に収めるのがこんなに手間だとは!...というか
演奏の参考になるほど上手くは撮れてません(笑)

ともあれ御本人には喜んで頂けたのでOKでしょうー。
posted by しう at 22:14 | 山口 ☁ | Comment(6) | TrackBack(0) | 音楽(音声ファイル群)
この記事へのコメント
面白い・・・!!!
帰宅したらじっくり動画見させていただきますw
Posted by うつき at 2006年07月15日 12:36
気楽にお読み下さい(笑)

ところで「こどりんち」の『それが週末!』はゲットされましたか!?
Posted by しう at 2006年07月15日 21:08
私にないものがそこにはある!! っていう世界を感じてます。

絶対音感に、英語力に、キーボードにカメラ・・・
スゲーッ!!

Posted by まさおU at 2006年07月15日 21:41
僕にも全く持ち得ない世界はありますよ!(笑)
たとえば料理。興味はありますが手つかずです。
人それぞれ調理のアプローチも手順もバラバラなのに
何故最終的に美味しい食べ物が出来上がるのか、不思議でなりません。
Posted by しう at 2006年07月17日 00:38
遅ればせながら拝見させていただきました・・・。

うおぁぇおがぁg・・・・ゲフゲフ。

これ、聴きながらその場で弾いてるんですよね・・・うがぁぁぁ。動画見ながら一緒に弾いてみようとしたけど到底無理でした(笑)
チューナー要らずってこういうことか・・・。
私は覚えてる曲を弾くときでも、必ず勝手に移調させているので・・・(弾きやすい、歌いやすいキーに)
素晴らしいです。英語も素晴らしいです(つД`)
何者ですかあなたは・・・。

こ、こどりさんの新曲、ゲットしにいかねば!!
Posted by うつき at 2006年07月21日 16:22
本文中にも書きましたが、全部の音を絶対音感で聞き分けてるわけじゃないんです。
コードの動きに付いていけてるのは
歌モノにありがちなコード進行のパターンをある程度予測出来るからです。
なので、絶対音感を持たない人であっても、その人がコードをサクサク弾ける場合は
「この曲、Fメジャーだからよろしく」と演奏前に伝えれば
同じような芸当?は可能です。

あと、セッションする場合はチューナー(基準音)は要ります。
日によってor体調によって音感が鈍るので(^_^;)

>何者ですかあなたは・・・。

何を隠そう、ただのおっさんです(笑)
Posted by しう at 2006年07月22日 19:54
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